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クロストーク・シリーズ Vol.2「銀板写真師」という仕事

10月23日に渋谷のナダールで行われた、クロストーク(対談形式のトーク)に参加した。
タイトルの「銀板写真師」は「ダゲレオタイピスト」とルビが振ってあった。つまり写真の最も初期の形態であるダゲレオタイプ(銀板写真)で写真を制作する写真家という意味。

トークは、写真研究家の小林美香さんと、銀板写真師(ダゲレオタイプで作品制作しているのはたぶん日本で唯一)の新井卓さんとで行われた。一般にはほとんどなじみのないダゲレオタイプの制作過程をビデオと写真で詳しく解説され大変面白かった。銀板(実際には銀の板を使うのではなく、銅板の表面だけに銀をメッキする)の表面を鏡面に研磨する作業に手間がかかったり、露光したらすぐに現像処理しなくてはならないとか、現像処理では水銀を熱して蒸気にして当てるとか(水銀蒸気は猛毒で直接吸い込むと即死するとか)、素人が簡単にできるものではないが、新井さんは2003年から独自に研究して必要な器具なども自作しながら制作に取り組んで来たそうだ。

以前の記事で、これから先の銀塩写真はアートが中心になるのではないか、と書いたことがあったが、実際にここまでのことをされている人がいるというのは驚きだった。
クロストークは「マレビト・スクール」という独自の技術を持った人を呼んでの勉強会のスピンオフ企画ということらしい。詳しくはこちら

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